sweetfish 鮎

彼が鮎釣り、それも友釣りを始めたのは、約5年前からとまだ日も浅い。
それからは毎夏、週末毎に各地の河川に繰り出しては、
各地での日釣り券を貼り付けたバインダーは数冊に及んでいる。
かの著名なダイワ鮎トーナメントでは2008年南関東A地区2009年南関東B地区と、
地区大会で2年連続で優勝するという実績も付けてきた。
どちらも上位大会では惜しくも勝ち上がりは逃した、というよりも惨敗。
段違いのレベルと土地勘の無さ(会場河川での経験の少なさ)という課題にぶち当たった。

2009年夏は新たな勲章を手に入れた。
尺鮎を3本上げているのだ、
それも首都圏近郊の相模川でである。
九州の球磨川のような大河で、
豊富な水量と圧倒的な水圧の中に深く立ち込んででなければ、
尺鮎には出会えないイメージがある。

計測のために店舗に持ち込まれた尺鮎の実物を見た時には、
本当に腰を抜かす程に吃驚させられた。
メジャーをあてる相模屋の兄ちゃんも、
オッカナビックリで鮎を落とした!(怒怒怒)
2本の尺鮎が、いや巨鮎が囮缶を所狭しと尾鰭を持ち上げている様。
体長もさることながら、体高も鮒なみ。
いや走水の鯵のようであった。
それ以前にも1本釣り上げているから、
この2009年夏に彼は計3本の尺鮎を上げていることになる。
08/30 31.6cm 380g
09/12 32.5cm 350g

相模屋恒例の大鮎ダービーでは、抜きつ抜かれつ。
惜しくも通年での鮎ダービー最高位を勝ち取ることはできなかった。
釣りバカもとい鮎バカである。

『鮎釣り2010 別冊つり人 Vol.273』
124 【神奈川県】相模川 尺もの3尾を釣った地元友釣りマンが報告 文◎大谷正則
『相模川 盛期から 尺鮎ラッシュ!!
尺もの3尾を釣った 地元友釣りマンが報告』

明日は6月1日、彼のホームグラウンドである中津川をはじめとした、
首都圏河川の鮎釣り解禁日である。
くれぐれも愚弟に怪我無きよう、
そして今年もまた美味しい鮎の干物を家族皆で食べれることを心から祈る次第である。

~ by kamakura : 2010/05/31.

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